【魔女の宅急便】その後のジジはどうなった?ジジが喋れなくなった本当の理由

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魔女の宅急便 ジジ その後 アイキャッチ
うさこ

ジジはリリーと幸せに暮らしているの?

彩音

ジジは喋れるようになったの?

「魔女の宅急便」ファンとして、ジジの結末は気になりますよね。

そこで、今回は『魔女の宅急便』のジジのその後について徹底調査しました!

この記事で分かること!
  • 映画『魔女の宅急便』でのジジのその後
  • ジジが喋れなくなった理由
  • 原作と映画の違い
目次

【魔女の宅急便】その後ジジはどうなった?喋れるようになった?

映画『魔女の宅急便』で、その後ジジはどうなったのでしょうか?

結論、ジジは白猫のリリーと結婚し、幸せな家庭を築いています。

しかし、映画では最後までキキと話せるようにはなりませんでした・・・。

魔女の宅急便のエンディングの中で、ジジは白猫のリリーとともにジジにそっくりな子猫たちに囲まれているシーンがあります。

すなわち、ジジは白猫のリリーと無事に恋人関係になり家族ができた、と言えます。

彩音

ジジが喋れなくなってしまって、「今後どうなるのー?」と心配だったけど幸せになって良かった!

ところが、「ジジがキキと再び会話できるようになったのか」については映画内では解決できませんでした。

次に、ジジが喋れなくなった本当の理由について解説します。

【魔女の宅急便】ジジが喋れなくなった本当の理由

ジジは物語中盤で突然喋れなくなります。キキが何を話しても「ニャー」と鳴くだけ。

ジジはなぜ喋れなくなったのでしょうか?

その答えは、『魔女の宅急便』公開時のトークショーでの宮崎監督のコメントにありました。

「ジジの声が聞こえなくなった理由は、ジジが変わったからではなく、キキが変わったからである。そもそもジジの声はもともとがキキ自身の声であって、キキの成長に合わせてジジの声が必要なくなってしまったのだ」

『魔女の宅急便』公開時のトークショーでの宮崎監督のコメントより引用

ジジが喋れなくなった本当の理由は、ジジが変わったからではなく、キキが変わったからです。

宮崎駿監督は、そもそも「ジジが喋れなくなった」ではなく、「(キキに)ジジの声が聞こえなくなった」という表現をしています。

「そもそもジジの声はもともとがキキ自身の声」

ここがキーポイントになるのですね!

【考察】ジジが喋れなくなったのはなぜ?

ここからは、筆者独自の考察をします。

キキは13歳という、日本人なら中学1年生という幼い年齢で一人前の魔女になるために修行に出ました。

最初こそ元気に旅立ちましたが、誰も魔女を特別扱いしてくれない&知り合いもいないコリコの町で独りぼっち。(ジジはいるけれど)

キキは不安に押しつぶされそうになっていたと推測できます。

実際に、劇中でもジジによく不満をこぼしたり相談をしたりしていました。

劇中でのジジは、このようなキキの不安な声への返答で喋っていることが多いのです。

つまり、ジジから話しかけることもあるけれど(ジジにそっくりな猫が描かれたマグカップを見つけた時など)、ほとんどはキキが求める答えを出してあげてるシーンばかり。

自問自答、とでも言うのでしょうか。

映画の後半では、魔法が使えなくなって空を飛べなくなったキキが、自力でデッキブラシでなんとか飛んで飛行船から落ちそうになっているトンボを助けることに成功します。

この一連の出来事で、キキは魔女として一人前になりました。

この出来事の少し前からキキはジジの声が聞こえなくなりましたが、これは一人前になるための試練だったのではないかと考えています

結局、映画の最後までジジは言葉を喋らなかったことから、宮崎駿監督のコメントが生きてきます。

魔女として一人前になったキキにはもう不安も何もないので、ジジの声は必要なくなったのでしょう。

【魔女の宅急便】ジジが喋れなくなった!?原作と映画の違い

続いて、『魔女の宅急便』で原作と映画でジジの描写に違いがあるのか調査しました。

原作は角野栄子さんが書かれた児童書です。

原作と映画でのジジの喋れなくなることへの描写の違いをまとめます。

原作でのジジ
  • 一時的に喋れなくなるが、すぐに喋れるようになる。
  • 喋れなくなる理由は、キキが恋をしたから。
映画でのジジ
  • 物語中盤で喋れなくなり、最後まで喋れるようにはならない。
  • 喋れなくなる理由は、キキが一人前になり、ジジの声が必要なくなったから。

詳しく見ていきます。

原作でのジジはなぜ喋れなくなるのか

原作でもジジは一時的に喋れなくなります。

理由はキキが恋をしたからです。(なんだかロマンチックですね)

というのも、実際に作者の角野栄子さんが本の中で語っています。

魔女が恋をすると一緒にいる黒猫と喋れなくなる。
それは魔女が新しい相手を見つけた証拠だから。猫も自分の相手を探しに出る。

出典:『魔女の宅急便』(角野栄子)

ネタバレになってしまいますが、原作ではキキはトンボと恋に落ちます。

キキがトンボに恋をしたから、一緒にいる黒猫=ジジと喋れなくなってしまったのです。

ではなぜ原作では一時的に喋れなくなるだけなのか?

はじめは確かにトンボへ抱いていたのは「恋」心でしたが、後に「愛」へと変わったからだと推測されます。

(事実、原作では最終的にキキとトンボは結婚しています)

トンボへの気持ちが「愛」に変わってから、ジジは再びキキと喋れるようになるのです。

映画でのジジはなぜ喋れなくなるのか

映画でのジジが喋れなくなる理由は先ほど考察も交えつつ解説しました。

ジジが喋れなくなる理由は、キキが魔女として一人前になり、ジジの声が必要なくなったからです。

原作との違いが明確ですね!

ちなみに、原作ではキキとトンボは恋に落ちますが、映画での2人は良き友人、という枠におさまっています。

原作と映画で、ジジの設定だけでもこんなに大きく異なっていて面白いですね。

原作は全6巻で、新装版も出版されているので、気になる方はぜひ読んでみてくださいね!

まとめ

この記事では、映画『魔女の宅急便』でのジジのその後を解説、考察しました。

結論、映画版ではジジは白猫のリリーと恋人になり、大家族で幸せに暮らしますが、キキとは最後まで喋ることができませんでした。

ジジが喋れなくなった理由は宮崎駿監督のコメントに答えがありました。

記事の中盤で映画版と原作版でのジジの描写の違いもまとめてあるので、ぜひ読んでみてくださいね!

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